ゴクウブラックは巨大な鎌を武器として使いますが、この鎌は人間や神、そして自分自身への怒りによって作り出したものです。
この記事では、ゴクウブラックが怒りのパワーで鎌を作り出すまでの過程を紹介しています。
ゴクウブラック対ベジータブルー(1回目)
ゴクウブラックが鎌を作り出すまでの展開を順を追って説明していきます。
まず、ゴクウブラックは超サイヤ人ブルーに変身したベジータと闘いました。
結果はゴクウブラックの圧勝。
ベジータはゴクウブラックの作り出した剣によって串刺しにされてしまいます。
出典:ドラゴンボール超 56話
瀕死の状態になってしまったベジータでしたが、悟空たちの助けもあって、命からがらタイムマシンで現代に避難します。
ゴクウブラックに手も足も出なかったベジータは自分の力の無さを痛感し、精神と時の部屋で1年間の修業を行ないました。
精神と時の部屋から出てきたベジータは大幅にパワーアップ。
タイムマシンに乗って未来に行き、ゴクウブラックにリベンジ戦を挑みます。
ゴクウブラック対ベジータブルー(2回目)
ゴクウブラックとベジータ。2回目の闘いが始まりました。
精神と時の部屋で修行をしたベジータは大幅に強くなっており、ゴクウブラックを遥かに超えるほどの戦闘力を身に着けています。
(出典:ドラゴンボール超 63話)
前回の闘いの雪辱を果たしたベジータは、圧倒的な差を見せつけてゴクウブラックを追い詰めます。
追い詰められてピンチにおちいったゴクウブラックは考えます。
「なぜ、ベジータは短期間でこんなに強くなれたのか?」
ベジータが強くなった理由を分析したゴクウブラック
ゴクウブラックが出した答えは「怒り」でした。
未来トランクスのいた未来世界はゴクウブラックによって滅茶苦茶にされ、トランクスの母のブルマも殺されています。
ベジータは自分の息子のトランクスがゴクウブラックにやられていたことや、ブルマが殺されてしまっていた事に怒りをつのらせていたのです。
そして、自分自身もゴクウブラックに挑んで敗れてしまい、その怒りは頂点に達しました。
精神と時の部屋に入ったベジータは、この怒りを原動力にして1年間必死に修行を重ね、ゴクウブラックを圧倒できるだけの力を手にしたのです。
「ベジータが怒りで強くなったのであれば、自分も怒りの力によってパワーアップ出来るはず」
ゴクウブラックの怒りの対象は「人間」と「神」と「自分」です。
ゴクウブラックは人間と神、自分への怒りから大きな鎌を作り出した
ベジータがパワーアップした理由が分かったゴクウブラックは言います。
わかったぞ。
貴様の急激な成長の原因が・・。
怒りだな・・?
息子を傷つけられた怒りが、貴様を強く変えたのだろう?
気づいてみれば単純な話だが、怒りをパワーに変える。
人間にしか思いつかない、おぞましい方法ゆえ、つい見逃してしまった。
そうか、怒りか・・。
宇宙を汚す人間への怒り・・。
それを黙認する神への怒り・・。
そして・・。
人間風情に敗北した、無力な自分への怒り・・。
ゴクウブラックはこう言うと、自分の中にある人間と神、そして人間ごときに負けてしまった自分への怒りを徐々に大きくしていきます。
感情が高ぶったゴクウブラックは大きな雄叫びをあげます。
はあああああああっ!!!
見ろ、前菜・・。
怒りをパワーに変えたことで、オレはまた新たな力を手に入れたぞ・・。
出典:ドラゴンボール超 64話
ゴクウブラックは怒りの感情を開放することでパワーアップ。巨大な鎌を作り出すことに成功します。
この鎌による攻撃は次元を切り裂き、切り裂かれた次元の裂け目からゴクウブラックの分身が出現。
ベジータ達は怒りでパワーアップしたゴクウブラックに再逆転されてしまったのです。
ちなみに、このゴクウブラックの鎌を使った技の名前は「神の御業(みわざ)」と言うそうです。
格闘ゲーム「ドラゴンボールファイターズ」では、この技はゴクウブラックの最強技に設定されています。
次元の壁を切り裂き、沢山の分身を作り出して攻撃し、大鎌の一撃を叩き込む大技です。