人造人間16号のロケットパンチについて考察してみました。
もしかしたら、16号のロケットパンチはドクターゲロの搭載した機能ではなく、16号のオリジナル技だったのかもしれません。
人造人間16号のロケットパンチ
人造人間16号は第一形態セルと闘った時にロケットパンチを使っています。
(出典:ドラゴンボール31巻/155p)
16号の撃ったロケットパンチはセルの顔面に直撃。セルは勢いよく吹っ飛んでいきました。
その後、16号は飛んでいる腕のところまで走っていき、自分でつかんで腕に装着しています。
(出典:ドラゴンボール31巻/156p)
以上のシーンから、人造人間16号のロケットパンチは撃ったあと戻ってこないものだった可能性があります。
人造人間16号のロケットパンチは撃つと戻ってこない?
ロケットパンチは撃つと戻ってこない仕様のため、16号はセルに撃ったあと自分で取りに行ったのでしょう。
しかし、ドクター・ゲロは天才科学者です。
飛ばした腕が自動で戻ってくる装置を搭載する事くらい簡単なはずです。
マジンガーZなどのロケットパンチも自動で戻ってくる機能があるようなので、当時から「ロケットパンチは撃ったら戻ってくるもの」ということが標準的な認識だったと思います。
ということは、16号のロケットパンチはドクター・ゲロが搭載した技ではなかった可能性が出てきます。
「ドクター・ゲロは最初からロケットパンチの機能を16号に搭載していなかった」と考えれば、飛ばした腕が戻って来なくても不思議はないです。
16号はヘルズフラッシュの出力を抑えて腕を飛ばしていた
人造人間16号の腕は必殺技の「ヘルズフラッシュ」を撃つ発射口になっています。
(出典:ドラゴンボール31巻/159p)
そして恐らく、16号はヘルズフラッシュの出力を抑えて発射することで、腕を飛ばしていたのだと思います。
もし、腕がついた状態で最大出力のヘルズフラッシュを発射してしまえば、16号の腕はその威力に耐えきれず、跡形もなく吹き飛んでしまうでしょう。
しかし、腕が壊れない程度に出力を抑えて発射すれば、腕を勢いよく飛ばして攻撃することが出来るはずです。
16号のロケットパンチはヘルズフラッシュを応用した、16号のオリジナル技だった可能性があります。
まとめ:ロケットパンチは16号のオリジナル技だった?
16号のロケットパンチは撃つと戻って来ない仕様だと思われます。
そして、もしドクター・ゲロが16号にロケットパンチの機能をつけていたとしたら、飛ばした腕が戻ってくるように作っていたはずです。
ということは、16号のロケットパンチはゲロの搭載した技ではなく、16号自身がセルとの闘いの中で生み出したオリジナル技である可能性が出てきます。
16号の腕はヘルズフラッシュの発射口になっているので、ヘルズフラッシュの出力を腕を壊してしまわない程度に抑え、腕を飛ばしていたのでしょう。
出力を抑えていたとはいえ、ヘルズフラッシュの威力はかなりのものです。
ロケットパンチを顔面に食らったセルは軽々と吹っ飛んでしまいました。
ちなみに、ゲームとかだと戻ってくるっぽいです。