ゴジータブルーはかめはめ波でブロリーを殺そうとしていました。
しかし、ゴジータになる前の悟空はブロリーの暴走を止めて闘いを切り上げようともしています。
なぜ、悟空の人格も入っているゴジータブルーはブロリーを殺そうとしたのか?
その理由を考察してみたいと思います。
- かめはめ波でブロリーを殺そうとするゴジータブルー
- 悟空は暴走したブロリーを止めようとしていた
- ゴジータブルーはベジータの人格の方が強く出ていた?
- ブロリーにソウルパニッシャーが効かなかったから殺そうとした?
- バンパに転送されたブロリーは正気を取り戻していた
- まとめ:ゴジータブルーはブロリーを正気に戻せなかったので殺そうとした
かめはめ波でブロリーを殺そうとするゴジータブルー
ゴジータブルーの戦闘力は圧倒的で、どうしようもない強さのブロリーを更に上回っていました。
とてつもない力の差を見せつけながらブロリーを圧倒したゴジータブルーは、トドメのかめはめ波をブロリーに放ちます。
(出典:ドラゴンボール超 ブロリー)
ゴジータブルーから放たれたかめはめ波はブロリーに直撃。
これでブロリーは死んでしまうかと思われましたが、間一髪のところでチライの呼び出した神龍によって惑星バンパに転送されました。
(出典:ドラゴンボール超 ブロリー)
ブロリーはチライのおかげで命を救われましたが、ゴジータブルーはブロリーを殺すつもりでかめはめ波を撃っていたと思います。
もし、ブロリーに直撃していたら間違いなく死んでいたでしょう。
悟空は暴走したブロリーを止めようとしていた
ゴジータにフュージョンするまえ、悟空はブロリーと闘った時に金縛りのような技を使って彼の動きを止めていました。
(出典:ドラゴンボール超 ブロリー)
悟空
おめえは悪いやつじゃねえ、オラには分かるんだ。
こんなことは止めろ。
わりい奴らの言うことなんて聞くことねえぞ・・。
ブロリーが本意で闘っているわけではない事を見抜いた悟空は、暴走するブロリーを静めて闘いを切り上げようとしていたのです。
悟空は無意味に相手を殺すような闘いはしないキャラクターだと思います。
そしてそれは、ゴジータになっても変わらないでしょう。
出来るだけブロリーの事は殺したくないはずです。
ちなみにベジータはブロリーの事を問答無用で殺そうとしていました。
ゴジータブルーはベジータの人格の方が強く出ていた?
(出典:ドラゴンボール超 ブロリー)
ゴジータがブロリーを殺そうとした理由として「融合した時にベジータの人格の方が強く出ていた」と考えることができます。
ゴジータはベジータの人格が強く出ているため、悟空の考えを無視してブロリーを殺そうとしたのかもしれません。
しかし、作品を見返してみると、ゴジータはブロリーにかめはめ波を撃つ前に「ある技」を使っています。
ソウルパニッシャーです。
ブロリーにソウルパニッシャーが効かなかったから殺そうとした?
(出典:ドラゴンボール超 ブロリー)
ゴジータの必殺技「ソウルパニッシャー」は敵の邪念を浄化する効果があります。
劇場版ドラゴンボールZ「復活のフュージョン!!悟空とベジータ」でも、ゴジータはジャネンバに対してソウルパニッシャーを使っていました。
(出典:復活のフュージョン!!悟空とベジータ)
ジャネンバは事故で爆発した「スピリッツロンダリング装置」からあふれ出た邪念を全身に浴びてしまった鬼が変化した姿です。
(出典:復活のフュージョン!!悟空とベジータ)
そして、ゴジータのソウルパニッシャーには、この邪念を浄化する効果があります。
ソウルパニッシャーをくらったジャネンバは全身の邪念が浄化され、もとの鬼の姿に戻っています。
もちろん、鬼にダメージはありません。事故によって浴びてしまった邪念のみを取り去ったのです。
ブロリーもゴジータブルーのソウルパニッシャーをくらっていました。
ブロリーは自分の力の制御ができずに暴走していたため「ソウルパニッシャーであれば、ブロリーの邪念を浄化して暴走を止められるかもしれない」とゴジータブルーは考えたのかもしれません。
しかし、ブロリーにソウルパニッシャーは効きませんでした。
それどころか、さらに戦闘力を上昇させゴジータブルーに襲いかかって来てしまったのです。
ソウルパニッシャーでブロリーの邪念を浄化し、暴走を止めようとしたゴジータブルーの狙いは失敗。
「もう、殺すしかない」
ゴジータブルーはそう考えたのでしょう。
暴走して向かってきたブロリーを返り討ちにし、殺すためにかめはめ波を放ったのだと思います。
たぶん、ここはベジータの人格なので、ブロリーを殺す事になんのためらいもありません。
バンパに転送されたブロリーは正気を取り戻していた
(出典:ドラゴンボール超 ブロリー)
その後、かめはめ波を食らいそうになったブロリーは、間一髪のところで惑星バンパに転送されました。
転送されたブロリーは暴走状態から開放され正気を取り戻しています。
惑星バンパに転送された衝撃でブロリーはもとに戻ったのでしょうか。
たぶん違います。
恐らく、ソウルパニッシャーの効果が遅れて効いてきたのだと思います。
ブロリーはとんでもない戦闘力で暴走していたので、ソウルパニッシャーの効果が出るまでに時間がかかったのでしょう。
ソウルパニッシャーはしっかりとブロリーに効いていたのです。
また、かめはめ波をくらう寸前のブロリーをよく見ると黒目があるので、もしかしたらこの時には効果が出ていた可能性もあります。
(出典:ドラゴンボール超 ブロリー)
ゴジータブルーがかめはめ波を撃つのを少し遅らせていれば、ブロリーの暴走は自然と収まっていたのかもしれません。
まとめ:ゴジータブルーはブロリーを正気に戻せなかったので殺そうとした
ゴジータには悟空の人格もあるので、いきなりブロリーを殺そうとはしないと思います。
そこでゴジータはブロリーの邪念を浄化して暴走を止めるために、ソウルパニッシャーを放ったのでしょう。
しかし、ブロリーにソウルパニッシャーは効きませんでした。
ここでベジータの人格が出てきます。
「効かないなら殺す」
ゴジータは方針転換し、ブロリーを圧倒的な力で追い詰め、彼を殺すためにかめはめ波を放ったのです。
そしてその後、惑星バンパに転送されたブロリーの暴走は収まり、正気を取り戻していました。
ソウルパニッシャーはブロリーに効かなかったわけではなく、効果が出るまでに時間がかかっていただけなのかもしれません。