ベジットは超サイヤ人に変身して魔人ブウ(悟飯吸収)と闘いましたが、魔人ブウと闘う前は超サイヤ人2に変身しています。
超サイヤ人2に変身していたベジットは何らかの理由があり、超サイヤ人までパワーダウンさせて魔人ブウと闘ったのだと思いますが、その理由は一体何なのでしょうか?
考察してみたいと思います。
一瞬だけ超サイヤ人2に変身するベジット
(出典:ドラゴンボール42巻/22p)
「こいつが超ベジット!!」と言って超サイヤ人に変身したベジットの周りにはスパークがついているため、この変身形態は超サイヤ人2であると思われます。
しかし次のシーン以降、ベジットの周りにはスパークはついておらず、普通の超サイヤ人でブウと闘っています。
(出典:ドラゴンボール42巻/25p)
以上のことから、ベジットは最初に超サイヤ人2に変身したのですが、何らかの理由により超サイヤ人までパワーダウンさせたと考えられます。
その「何らかの理由」についてですが、ベジットは超サイヤ人2になった時「超サイヤ人2にならなくても魔人ブウは充分に倒せる」と感じたのだと思います。
超サイヤ人2では強すぎるため、超サイヤ人までパワーダウンしてベジットは闘ったのでしょう。
実際にベジットは滅茶苦茶に強く、超サイヤ人でも余裕で魔人ブウを倒せるだけの強さを持っていました。
(出典:ドラゴンボール42巻/40p)
ただ、超サイヤ人2で闘った方がもっと簡単で確実に魔人ブウを倒せるはずです。
超サイヤ人2の方が簡単に魔人ブウを倒せるはず
超サイヤ人のベジットでも魔人ブウを圧倒できるだけの強さですが、超サイヤ人2になれば、もっと簡単で確実に魔人ブウを倒すことが出来るはずです。
強すぎる状態で魔人ブウと闘うと何か不都合でもあるのでしょうか?
実はベジットには魔人ブウを倒すよりも優先しなければいけない「ある目的」があったのです。
そして恐らく、その目的を達成するためには超サイヤ人2では強すぎたのかもしれません。
ベジットの目的
ベジットは魔人ブウを倒すよりも優先していた目的がありました。
それは「魔人ブウの体内に吸収されている悟飯達を救出する事」です。
ベジットは魔人ブウの体内に侵入するため、殺さない程度に魔人ブウを追い詰め、自分を吸収してくるように仕向けていました。
(出典:ドラゴンボール42巻/45.46.53p)
上手く魔人ブウを追い詰めることに成功したベジットはブウの体内に侵入することに成功し、悟飯達を救出することが出来たのです。
以上のことから、ベジットは魔人ブウを殺すことよりも悟飯達の救出を優先していたため、適度にボコって追い詰めていたのですが、はたして超サイヤ人2の戦闘力で上手く魔人ブウを殺さないように追い詰めることが出来たのでしょうか?
たぶん難しいと思います。
超サイヤ人2になったベジットは強すぎるのです。
超サイヤ人2では強すぎて魔人ブウを殺してしまう
超サイヤ人2では強すぎて魔人ブウを上手く追い詰めるだけの手加減が難しく、うっかりすると殺してしまう可能性があります。
上手く手加減ができずに魔人ブウを殺してしまうと、体内にいる悟飯達も一緒に殺してしまう事になります。
最初にベジットは超サイヤ人2に変身していましたが「これでは強すぎて魔人ブウを追い詰める前に殺してしまう」と考えてたのかもしれません。
そのため、魔人ブウを上手く追い詰めて吸収してくるように仕向けることが出来る超サイヤ人までパワーダウンさせていたのでしょう。
超サイヤ人の戦闘力であれば上手く手加減することも出来るので、うっかり魔人ブウを殺してしまう事も無いはずです。