超サイヤ人に変身したトランクスがメカフリーザにバーニングアタックを撃つ場面について考察してみました。
もしかしたら、トランクスはバーニングアタックをメカフリーザに当てる気がなかったのかもしれません。
メカフリーザにバーニングアタックを放つトランクス
メカフリーザは超サイヤ人に変身したトランクスに気功波を放ちます。
この攻撃はトランクスに直撃、トランクスは跡形もなくなってしまいました。
(出典:ドラゴンボール28巻/92p)
トランクスを消し去り、勝利を確信していたメカフリーザとコルド大王ですが、実はトランクスはこの攻撃を避けており、近くの岩山に移動していました。
メカフリーザもコルド大王も気を感じる能力がないため、岩山の上に移動したトランクスには気づいていません。
岩山に移動したトランクスはメカフリーザに向かって叫び、バーニングアタックを放ちます。
(出典:ドラゴンボール28巻/92.93p)
メカフリーザは先程のトランクスの叫びによって彼の存在に気づいています。
空高く飛んで簡単にバーニングアタックをよけましたが、メカフリーザの飛んだ更に上空でトランクスは待ち構えていました。
持っていた剣でメカフリーザを一刀両断にします。
(出典:ドラゴンボール28巻/94.95p)
メカフリーザを一刀両断したトランクスは、更にメカフリーザの身体をバラバラに切り刻み、気功波を浴びせて一瞬にして消し去ってしまいました。
トランクスのかっこいいシーンですが、彼はメカフリーザがバーニングアタックを飛んで避ける事を読んでいたように感じます。
トランクスはバーニングアタックを撃つ前に叫んで、自分の居場所をメカフリーザに知らせていたからです。
トランクスはメカフリーザに自分の居場所を知らせている
トランクスはバーニングアタックを撃つ前に「フリーザー!!!」と叫び、自分の居場所を知らせています。
(出典:ドラゴンボール28巻/92p)
そしてトランクスは、バーニングアタックをジャンプで避けたフリーザを待ち構えていたかのように、フリーザのはるか上空に飛び上がり斬撃を加えました。
(出典:ドラゴンボール28巻/94p)
以上のことから、「トランクスはバーニングアタックをフリーザが避ける事を前提にして撃っていた」と考えることが出来るのではないでしょうか。
というよりも、トランクスはフリーザに自分の居場所をわざわざ知らせているので、そもそもバーニングアタックをフリーザに当てる気がなかったように感じます。
それは一体なぜなのか?
それは、トランクスとフリーザの位置関係に理由があると考察します。
トランクスとフリーザの位置関係
フリーザの攻撃を避けたトランクスは岩山の上に移動しています。
(出典:ドラゴンボール28巻/91p)
フリーザはトランクスの位置より下にいるため、もしもこの位置からフリーザを倒せるだけの威力でバーニングアタックを撃ってしまえば地球を破壊してしまう恐れがあります。
ナメック星編で悟空が元気玉をフリーザに使う際にも星へのダメージを気にしていましたので、フリーザを倒せるだけの威力をもった攻撃を地球にも当たってしまう角度で撃つのはまずいです。
おそらくトランクスもその事に気づいていたのだと思います。
そのためトランクスは、「フリーザー!!!」と叫び、わざと自分の位置を知らせることで、バーニングアタックをフリーザに避けさせたのかもしれません。
トランクスの放ったバーニングアタックはフリーザを倒せるほどの威力はないと考えられ、地球にもほとんどダメージを与えていません。
しかしそれでいいのです。トランクスはフリーザが上空に飛んで避けることを読んでいたからです。
全てはトランクスの計算通り、空高く飛んだフリーザのはるか上空で待ち構えていたトランクスはフリーザを一刀両断し、瞬殺するのです。
メカフリーザを一刀両断するインパクト
もしも、トランクスがフリーザに気付かれないようにバーニングアタックを撃って倒していたら、かなり地味な絵面になってしまいます。
しかし、トランクスが剣で一刀両断したことで、非常にインパクトのある絵を作ることが出来ています。
(出典:ドラゴンボール28巻/95p)
トランクスがメカフリーザを切り裂く場面は、ドラゴンボール史上に残る名場面になりました。
トランクスの初登場シーンとしても最高のものになっていると思います。