レッドリボン軍の科学者「ドクター・ゲロ」は軍の兵器や人造人間を開発しており、その技術は天才そのものでした。
そんな天才科学者のドクター・ゲロでしたが、唯一苦手としたものがあります。
ドクター・ゲロの天才っぷり
まずはドクター・ゲロの天才っぷりを振り返ってみたいと思います。
レッドリボン軍にある軍用機などの兵器は全てドクター・ゲロが作っているものです。
(引用:ドラゴンボールフルカラー版人造人間・セル編1巻/223p)
ドクター・ゲロはレッドリボン軍の創設者の1人なので、軍が世界征服するために数多くの兵器を開発しました。
その後、悟空にレッドリボン軍を滅ぼされて以降は、悟空への復讐のために人造人間を開発します。
ドクター・ゲロの作り出した人造人間17号達は宇宙の帝王フリーザや、超サイヤ人になった悟空やベジータ、トランクスを超えるほどの強さを誇っています。
ドクター・ゲロはレッドリボン軍のすべての兵器を造り、その後に開発した人造人間17号達も凄まじい強さを持っていましたが、唯一苦手としたものがありました。
それは「性格のコントロール」です。
ドクター・ゲロが苦手としたもの
悟空にレッドリボン軍を壊滅させられて以降、ドクター・ゲロは悟空への復讐のために人造人間を何体も造りますが、ほぼ全て性格に問題があったそうです。
(引用:ドラゴンボール31巻/187p)
まず、ドクター・ゲロがレッドリボン軍にいた時に開発した人造人間8号(ハッチャン)は性格が優しすぎて悟空と仲良くなってしまいました。
その後、ドクター・ゲロの作り出した人造人間9~12号も全て性格に問題があったようです。
ドラゴンボールフルカラー版の鳥山先生のインタビューによると、人造人間9~12号の性格は
- 暗すぎる。
- 単純すぎる。
- ただのバカ。
だったそうです。
(引用:ドラゴンボールフルカラー版人造人間・セル編2巻/227p)
悟空への復讐のために人造人間の開発を始めたドクター・ゲロでしたが、作った人造人間はどれも性格に問題あり。
そこでドクター・ゲロは、ある方法を考えつきます。
もともとワルの人間を人造人間に改造する
人造人間の性格のコントロールに難航していたドクター・ゲロは、もともとワルの人間を改造する方法に変更したのです。
そして、そのモデルとして選ばれたのが「ラピス」と「ラズリ」です。
(引用:ドラゴンボール30巻/7p)
ドクター・ゲロはワルだったラピスとラズリを人造人間17号と18号に改造しました。
しかし、人間をベースに改造を施しても2人の性格は上手くコントロールできず、逆に人造人間に改造された恨みを持っていまい、ドクター・ゲロは殺されてしまいます。
(引用:ドラゴンボール30巻/15p)
天才だったドクター・ゲロでしたが、人造人間の「性格のコントロール」を苦手としており、人間を改造する方法に変更をしたものの、結局言うことを聞かずに殺されてしまいました。
ちなみに、ドクター・ゲロが性格のコントロールに成功した人造人間は、全人工製の人造人間19号です。