精神と時の部屋に入りパワーアップしたベジータの闘いを、ピッコロはターバンとマントを着て見守ります。
この記事では「ピッコロがベジータの闘いを見守る時に、ターバンとマントを着た理由」について考察してみたいと思います。
これは、個人的に好きなシーンでもあります。
ターバンとマントを着てベジータの闘いを見守るピッコロ
精神と時の部屋での特訓を終えたベジータは、第二形態になったセルと闘うことになりました。
ベジータはセルの目の前で気をぐんぐん上げていきます。
(引用:ドラゴンボール32巻/53p)
このベジータの気を天界で感じていたピッコロは、マントとターバンを着てベジータの闘いを見始めます。
(引用:ドラゴンボール32巻/54p)
ピッコロはぐんぐんと膨れ上がるベジータの気に驚き、闘いを見たがったのでしょうが、なぜターバンとマントをわざわざ着たのでしょうか?
ピッコロにとってマントとターバンをつけた姿は正装のようなものだと思うのですが、ピッコロはベジータの事を嫌っていると思います。
ピッコロはベジータの事を嫌っていた
少し話は戻って、精神と時の部屋から出てきたベジータは、ブルマの持ってきた新しい戦闘服に着替えてセルのもとに向かいました。
また、ブルマの持ってきた戦闘服は天界にいた人数分あり、悟空と悟飯も戦闘服に着替えているのですが、ピッコロと天津飯はサイヤ人やフリーザの事を嫌っているので戦闘服を着ることを拒否しています。
(引用:ドラゴンボール32巻/26p)
戦闘服を着ることすら拒んだピッコロは何故、正装とも言えるような服装でベジータの闘いを見守ろうとしたのでしょうか?
ピッコロはベジータの身につけた戦闘力に敬意を払ったのではないか
この時のピッコロはベジータにいい感情を持ってはいないと思います。
しかし、ベジータが精神と時の部屋に入り、特訓をして身につけた「強さ」に対しては素直に敬意を感じたのでは無いでしょうか?
ピッコロは産まれてからずっと強さを追い求めて生きてきました。
少し前にもピッコロはクリリンから「あいつも悟空やベジータと一緒さ、ただどんなやつよりも強くありたい、そう考えているんだと思う・・・」と言われています。
(引用:ドラゴンボール30巻/89p)
「どんなやつよりも強くなりたい」と願いながら修行を続けてきたピッコロは、ベジータのとてつもない気を感じたことで、好き嫌い関係なく、その強さに敬意を感じてしまったのだと思います。
そのため、自分以上のとてつもない強さを手に入れたベジータに敬意を評して、ターバンとマントを着たのでは無いでしょうか。
ただ寒かっただけ説
ベジータの闘いを見届けるためにピッコロは天界の隅の方まで歩いていきました。
天界の隅の方まで歩いていく内に「寒いな・・・」とピッコロは思ってしまった可能性もあります。
しかし、ピッコロは気温が低くても平気なため、この可能性は低いと思います。
(引用:ドラゴンボール29巻/171p)