セルと闘った人造人間16号は、セルを地面に埋め込んでからヘルズフラッシュを放ちます。
しかし、この攻撃によりセルは人造人間17号を吸収することに成功してしまうのです。
地面に向かってヘルズフラッシュを撃つ人造人間16号
大量の人間を吸収してパワーアップしたセルは、神と融合したピッコロや人造人間17号でも手も足も出ないほどの強さを誇っています。
17号との闘いに圧勝していたセルは17号を吸収しようとしますが、人造人間16号が割って入ります。
16号は17号以上の強さを持っており、セルとも互角の闘いを繰り広げます。
そして16号はセルを持ち上げ、大穴が空くほどの勢いで地面に叩きつけ、ヘルズフラッシュを地面の穴に向かって放ちます。
(引用:ドラゴンボール31巻/159p)
この攻撃によりセルはダメージを受けてしまったと思いますが、同時に自分の姿を隠すことが出来てしまいました。
16号のヘルズフラッシュによって上手く姿を隠すことが出来たセルは、17号の背後から姿を表し、彼を吸収してしまうのです。
(引用:ドラゴンボール31巻/164p)
セルは気を消して隠れるスキルが向上していた
セルが17号を吸収してしまった原因の1つとして、16号が地面にセルを埋め込んでしまった事が挙げられると思います。
セルは16号やピッコロ達と闘う前に、気を消しながら大量の人間を吸収しています。
(引用:ドラゴンボール31巻/60p)
ピッコロ達もセルのパワーアップを阻止するために探し回りましたが、セルは気を隠しながら人間を吸収していたので、ピッコロ達は見つけることが出来なかったのです。
(引用:ドラゴンボール31巻/43p)
以上のことから、セルは気を消しながら姿を隠すスキルがかなり上昇しており、地面に埋めたセルの気を16号のパワーレーダーでもキャッチすることが出来なかったのだと思います。
隠密行動のスペシャリストになっていたセルは容易に17号の背後に近づき、吸収することが出来たのでしょう。
逃げようとしない17号と18号
また、セルにとって17号の性格も味方してくれたと思います。
セルに全く敵わなかった17号は、16号から逃げるように忠告されていました。
しかし17号はセルから逃げようとせず立ち向かっていってしまいます。
(引用:ドラゴンボール31巻/122.123p)
17号が素直に負けを認め、16号がセルと闘っている内に逃げていれば吸収されることを防げていたかもしれません。
しかし、17号は恐らくベジータ並みにプライドが高い性格をしており、自分の強さに自信と誇りを持っているために負けを認めることが出来ず、16号の忠告を聞かなかったのだと思います。
また、18号も16号から逃げるように言われていましたが、結局彼女も逃げようとはしませんでした。
「なぜ18号が逃げなかったのか?」についてですが、多分18号は16号と17号が心配だったのだと思います。
セルと闘おうとした16号にも、18号は心配そうな声をかけています。
(引用:ドラゴンボール31巻/141p)
18号も16号と仲が良くなってしまっていたので、とてつもない強さのセルと闘おうとした16号が心配だったのかもしれません。
そもそも、なぜ16号はヘルズフラッシュを地面に撃ったのだろうか?
そもそも、なぜ16号は地面にセルを埋め込んでヘルズフラッシュを撃ったのでしょうか?
これは多分ヘルズフラッシュのダメージを最大化させるためだと考えられると思います。
セルを地面に固定して、そこにヘルズフラッシュを直に叩き込めば、かなりのダメージをセルに負わせることが出来るでしょう。
そして何より16号は自然と動物を愛しています。
(引用:ドラゴンボール30巻/79p)
そのまま地上にいるセルに向かってヘルズフラッシュを撃てば、島にいる鳥や動物たちを巻き添えにしてしまう可能性があります。
また、16号が気功波を撃たずにロケットパンチでセルを攻撃したのも、動物たちを闘いの巻き添えにしたくなかったからなのかもしれません。
(引用:ドラゴンボール31巻/155p)
もし、気功波やエネルギー弾でセルを攻撃した際に、攻撃をセルに避けられたり弾き飛ばされた場合、島にいる動物たちにあたってしまう可能性があります。
ロケットパンチでセルを攻撃すれば、たとえ外したとしても、島にいる動物たちに危害を加える可能性は極めて低いです。
16号は島の動物たちに危害を加えないように地面にセルを埋め込んでヘルズフラッシュを撃ったり、ロケットパンチで攻撃したのかもしれません。
地面の中にもモグラとかウサギとか色々居ると思いますが、そんなもんは知らん。
小鳥>>>モグラ、なのです。