ドクター・ゲロの作り出した人造人間16号のモデルになった人物や、彼が失敗作とされていた理由などについてまとめています。
人造人間16号の正体、モデルとなった人物
ドクター・ゲロの作り出した人造人間16号は、人間を改造した17号と18号とは違い、人の体を使っていない「全人工製」の人造人間となっています。
(引用:ドラゴンボール31巻/187p)
また、人造人間16号は亡くなったドクター・ゲロの息子をモデルにして作られています。
作中では明かされていないが、16号はドクター・ゲロが若くして死亡した自分の息子をモデルとして作成している[20]。
息子はレッドリボン軍の上級兵士だったが敵の銃弾に倒れており、我が子への特別な思いからゲロは強力なパワーと爆破装置を与えたが、同時に戦闘で破壊したくないという思いも働き、穏やかな性格にしてしまい人造人間としては失敗作となってしまったとされる[20]。
そして、2020年に発売された「ドラゴンボールZカカロット」にて、人造人間16号の本名も明らかになりました。
その名も・・・「ゲボ」。
ゲボです。
ゲボはもちろん「嘔吐物」のことでしょう。
人造人間17号と18号の本名は「ラピス(17号)」と「ラズリ(18号)」なのですが、元ネタは「ラピス・ラズリ」という宝石から取っていると思われます。
人造人間16号、17号、18号の本名は「ラピス」・「ラズリ」・「ゲボ」となり、これで3人の本名が明らかになりました。
亡くなったゲロの息子は勇敢な性格だった
亡くなったドクター・ゲロの息子「ゲボ」はレッドリボン軍の上級兵士として活躍しており、敵の銃弾に倒れはしたが「とても勇猛な性格をしていた」と人造人間16号は語ります。
ドクター・ゲロもなにか思い入れがあり、人造人間16号の容姿を息子のゲボにしたのでしょうが、16号は勇猛な実の息子とは違い優しい性格になってしまいました。
争いを好まない優しい人造人間16号は、ドクター・ゲロからすれば「失敗作」だったのです。
優しい人造人間16号は失敗作
ドクター・ゲロの勇猛な息子をモデルに制作された人造人間16号でしたが、実際に完成した彼の性格はモデルのゲボとは正反対の争いを好まない性格になってしまいました。
原作内でもドクター・ゲロは人造人間16号の事を失敗作と言っており、理由はその優しい性格にあるのだと思います。
(引用:ドラゴンボール30巻/13p)
「オレは争いはスキではない。兵器としては欠陥品だろう。」と人造人間16号は自分を分析しています。
人造人間16号は17号を超えるほどの強大なパワーをもたせて作りましたが、性格が優しくなりすぎてしまい失敗作の烙印が押されてしまいました。
ドクター・ゲロは天才的な科学者でしたが、永久エネルギー炉を搭載した人造人間の性格をコントロールすることは苦手だったようです。
人造人間17号と18号は言うことを聞かずに逆に殺されてしまっています。
(引用:ドラゴンボール30巻/15p)
また、ドクター・ゲロは失敗作だった人造人間16号を破棄せずに作り直す予定だったようです。
(引用:ドラゴンボール30巻/13p)
自分の息子をモデルにしているので破棄は出来なかったのか、ドクター・ゲロはなにか特別な思い入れが人造人間16号にあったのかもしれません。