ドクター・ゲロに改造された人造人間17号と18号ですが、2人には人間だった時の記憶はあるのでしょうか?考察してみました。
- 「人間だった時の記憶が無いかもしれない」と取れる、18号の台詞
- ドクター・ゲロは自分の命令を聞くように17号と18号の記憶や人格を操作していた?
- 再調整をした結果、蘇った17号と18号の恨み
- 天才ドクター・ゲロが苦手だったもの
- 人の心を操るのは難しい
「人間だった時の記憶が無いかもしれない」と取れる、18号の台詞
ドクター・ゲロに起動させられた人造人間17号は、自動車にのって悟空の家まで行こうとします。
当然、舞空術で空を飛んで向かったほうが早いのですが、17号は自動車でのんびり行く「無駄」を楽しみたかったのです。
この17号の考えを聞いた18号は、「そういう意味のないのスキだね男は、人間っぽいとこ残ってるじゃない」と言います。
(引用:ドラゴンボール30巻/31p)
「人間っぽいところが残っている」ということは、もしかすると人造人間17号と18号の2人はドクター・ゲロによって人格や記憶を操作されて、人間だった時の記憶が無い可能性があるのではないでしょうか。
ドクター・ゲロは自分の命令を聞くように17号と18号の記憶や人格を操作していた?
人造人間17号と18号は元々人間で、ドクター・ゲロに拉致されて改造されています。
ドクター・ゲロも改造した17号と18号が言うことを聞かないと困るので、自分の命令を聞くように人格をいじったり、人間だった頃の記憶を消しておいたほうが都合がいいと思います。
そして、原作内の時間軸ではない未来世界の人造人間17号と18号は、現代の2人よりも凶悪な性格をしています。
(引用:ドラゴンボール33.35巻/173.159p)
この未来の17号と18号は、ドクター・ゲロに人格や記憶を操作されて凶暴になったのかもしれません。
しかし、あまりにも凶暴にしすぎたのか、未来の17号と18号はドクター・ゲロの言うことを聞かずに殺してしまいました。
現代の17号と18号もドクター・ゲロに起動させられた時に言うことを聞かず、制御コントローラーで停止させられて再調整を受けています。
(引用:ドラゴンボール29巻/181p)
そして、この再調整によって17号と18号は元の凶暴性が消えて、大人しい性格になったのではないでしょうか。
大人しくなった17号と18号はもとの人間っぽさが戻っているようですが、記憶に関してはどうなのでしょう?
人造人間17号と18号は勝手に改造したドクター・ゲロの事を恨んでいます。
(引用:ドラゴンボール31巻/179p)
再調整をした結果、蘇った17号と18号の恨み
再調整を受ける前の17号と18号はおそらくドクター・ゲロに記憶を消されています。
しかし記憶を消した結果、あまりにも凶暴になりすぎて言う事を聞きませんでした。
そこでドクター・ゲロは2人の記憶を少しいじり、凶暴すぎた性格を大人しくしようとします。
もちろん全ての記憶を戻してしまうと言うことを聞かなくなってしまうので、2人の人間だった頃の記憶と人格を少しだけ取り戻すような調整です。
ドクター・ゲロは2人の記憶と人格を少しいじり調整しますが、その結果17号と18号の消えていたドクター・ゲロへの恨みまでもが蘇ってしまいました。
そして、調整によって恨みの感情が蘇った17号はドクター・ゲロを殺してしまいます。
(引用:ドラゴンボール30巻/15p)
天才ドクター・ゲロが苦手だったもの
ドクター・ゲロは天才で、フリーザや超サイヤ人を軽く超えてしまうくらいの強さを持っている人造人間を作り出すことが出来ますが、人間の感情の操作だけは苦手だったようです。
記憶を完全に消してしまえば凶暴になりすぎてしまい、ほんの少し人間だった頃の記憶を蘇らせて大人しくさせようと思ったら、恨みの感情までも蘇らせてしまいました。
人の心を操るのは難しい
ドクター・ゲロは人造人間17号と18号の記憶を消して、自由に操れるようにしようとしますが凶暴になりすぎてしまいます。
そこでドクター・ゲロは2人の再調整をし、消した人格と記憶を少しだけ蘇らそうとしますが、その結果2人の恨みの感情までも蘇らせてしまったのです。
再調整によって恨みの感情が蘇った2人は、当然ドクター・ゲロの命令など聞くわけもなく逆に殺してしまいます。
そして、ドクター・ゲロは自分の命令を聞くように2人の再調整をしたはずなので、17号と18号の記憶は完全には取り戻しておらず、人間だった時の記憶もあやふやになっているのかもしれません。