ベジータが気円斬で大猿になった悟飯の尻尾を切る場面について考察してみたいと思います。
ベジータは気円斬を放った後、体が動かなくなってしまったのです。
気円斬を放ったベジータは体が動かなくなってしまった
サイヤ人編の終盤でベジータは大猿になっている悟飯の尻尾を切るために気円斬を使います。
(引用:ドラゴンボール20巻/170p)
ベジータから放たれた気円斬は見事に大猿悟飯の尻尾を切ることに成功しますが、ベジータは気円斬を使った反動で体が動かなくなってしまいました。
(引用:ドラゴンボール20巻/171p)
そして、体が動かなくなったベジータは大猿悟飯に押しつぶされてしまいます。
ベジータは瀕死の重傷を負っていた
(引用:ドラゴンボール20巻/153p)
気円斬を放った時のベジータは悟空達との闘いで瀕死の重傷を負っていました。
そのため、気円斬を使ったところでエネルギーを使い果たしてしまい、体が動かなくなってしまったのだと思います。
そして、ベジータが気円斬を使った後に体が動けなくなってしまった原因は、他にもう一つあると思います。
ベジータはもともと気円斬を使えませんでした。
なれない技の気円斬を傷ついている体で使った反動
ベジータは恐らく地球に来る前は気円斬を使うことは出来なかったと思います。
それはナッパがクリリンの気円斬を避けようとしなかった事からも考察できると思われます。
(引用:ドラゴンボール20巻/72p)
もしベジータが以前から気円斬を使っていれば、ナッパは技の危険性に気づいて気円斬を避けていたはずです。
そして大猿悟飯と対峙していたベジータは瀕死の重傷を負っており、この状態で気功波やエネルギー弾などを使っても大猿悟飯の尻尾が切れるかどうか自信がなかったのだと思います。
そこでクリリンの気円斬の事を思い出し、大猿悟飯の尻尾に向けて放ったのかも知れません。
しかしベジータは気円斬を使うのは初めてのことです。
しかも体は重症を負っていて今にも死んでしまいそうな状態です。
気円斬を1枚作り出すためにもかなりのエネルギーを使いそうなので、傷ついた体で慣れない気円斬を作った反動によって、残っていた体力が一気に奪われてしまい、体が動かなくなってしまったのかもしれません。
(引用:ドラゴンボール20巻/169p)
ベジータが気円斬を使い慣れていれば体は動いた?
ベジータの体が動かなくなってしまったのは瀕死の状態だった事もありますが、何よりも使い慣れない気円斬を使ってしまったことも大きな原因になっていると思います。
もしベジータが普段から気円斬を使用していて使い慣れていれば、倒れてくる大猿悟飯を避けるだけの体力は残っていたかも知れません。