クリリンの放った気円斬をナッパは「くだらん技だと」言っていました。
この記事では「なぜナッパが気円斬の事を「くだらん技」と思ったのか?」
その理由について考察してみたいと思います。
ナッパが気円斬を「くだらん技だ」と言った理由を考察
(引用:ドラゴンボール19巻/71p)
クリリンの必殺技「気円斬」は円盤状になった気の塊を相手に投げつける技です。
そして気円斬は、戦闘力関係なく触れるもの全てを切り裂きます。
サイヤ人編でクリリンは、この気円斬をナッパに対して使いました。
クリリンから放たれた気円斬はナッパめがけて飛んでいきますが、ナッパは「ふっ、くだらん技だ」と言って真正面から受け止めようとしています。
(引用:ドラゴンボール19巻/72p)
ベジータ「ナッパよけろー!!!」
(引用:ドラゴンボール19巻/72p)
気円斬を正面から受け止めようとしていたナッパでしたが、近くにいたベジータは気円斬の性質を見抜いており、大声でナッパに気円斬を避けるように忠告します。
ベジータの叫びを聞いたナッパはすかさず気円斬を避けます。
そしてナッパに避けられた気円斬は、後ろにあった岩山をスパッと切り裂いていきました。
(引用:ドラゴンボール19巻/73p)
ナッパは気円斬の事を大したことのない技だと思ったようですが、一体なぜなのか?
その理由は気円斬の速度と、見た目のショボさにあったのかも知れません。
気円斬の速度は時速10km?
クリリンはナッパから、およそ20~30mほど離れた位置から気円斬を放ちました。
(引用:ドラゴンボール19巻/71p)
そしてナッパは気円斬を目視で確認し、「ふっ、くだらん技だ」と喋っています。
ナッパが気円斬を確認し喋り終えるまでの時間は、およそ5秒程度だと思います。
そしてベジータが気円斬の危険さを見抜き、避ける気のないナッパに気づいて忠告を出すまでの時間も、およそ5秒程度です。
そこからナッパがベジータの声を聞いて気円斬を避けるまでが、およそ2~3秒程度だと思われます。
- クリリンが気円斬を放つ。
- ナッパが気円斬を大したことのない技だと思う。
- ナッパが「ふっ、くだらん技だ」としゃべる。
- ベジータが気円斬の危険性を見抜き、ナッパが避ける気がないことに気づく。
- ベジータが「ナッパよけろー!!」と叫ぶ。
- ベジータの声がナッパに届いて、ナッパが避ける。
以上の1~6までの行動を終えるまでの時間が、大体10秒程度はかかると思われます。
クリリンは20~30mほど離れたところから気円斬を放っており、気円斬がナッパに届くまで10秒程度かかっているということになります。
仮に30m離れたところからナッパのところに届くまでの時間を10秒とした場合、気円斬の時速は約10kmになります。
50m離れたところでも時速18kmです。
これは自転車がゆっくり走る速さと同程度のスピードとなります。
時速18kmでも自転車が普通に走る速さと一緒です。
これはスピードとしては、かなり遅いといえるのではないでしょうか。
そして気円斬は見た目的にも派手な技ではありません。
気円斬を受けたナッパからすれば、自転車程度の速さで直径1.5mほどの円盤が飛んでくるように見えているわけですから、くだらん技だと判断してもおかしくはないです。
ナッパは気円斬のスピードの遅さと見た目のショボさに油断した
以上のことからナッパは気円斬の見た目のショボさとスピードの遅さに油断したのだと思われます。
そしてクリリンからすれば、恐らくこれは狙い通りです。
気円斬はスピードが遅く、見た目もしょぼい技でいいのです。
相手が油断して正面から受け止めようとしてくれます。
(引用:ドラゴンボール19巻/72p)
そして気円斬は(サイヤ人編では)戦闘力に関係なくどんなものでも切り裂く性能を持っているので、正面から受け止めようとしたナッパは真っ二つになって死んでしまうでしょう。
しかしベジータは、そんな気円斬の特性を見事に見抜いていました。
「ナッパよけろー!!」といって、気円斬を避けるように大声で叫んで、ナッパに気円斬を避けさせることに成功します。
さすがサイヤ人の王子ベジータは眼力が違います。