悟空の兄でありサイヤ人のラディッツは、ダブルサンデーという必殺技を使います。
この記事ではラディッツが放ったダブルサンデーを避けた悟空と、避けられないピッコロの実力差について考察してみたいと思います。
ラディッツの技「ダブルサンデー」
悟空とピッコロの二人がかりでも勝てない強さを持っているラディッツは、必殺技の「ダブルサンデー」を悟空とピッコロめがけて放ちます。
(引用:ドラゴンボール17巻/115p)
ダブルサンデーを避ける悟空と避けられないピッコロ
(引用:ドラゴンボール17巻/116.117p)
ラディッツから放たれたダブルサンデーを悟空は当たる寸前のところで避けることが出来ましたが、ピッコロは避けることが出来ずに片腕を失ってしまいます。
(引用:ドラゴンボール17巻/121p)
ピッコロの片腕を簡単に消し飛ばしてしまうダブルサンデーの威力もすごいのですが、この時のピッコロと悟空の「戦闘力の差」がダブルサンデーを避けれたことにも関係しているのかも知れません。
ダブルサンデーを避けられた悟空の戦闘力は416、避けられなかったピッコロの戦闘力は408です。
悟空とピッコロの戦闘力差は、たったの8
(引用:ドラゴンボール17巻/102.103p)
ラディッツと闘った時の悟空とピッコロの戦闘力の差はたったの8です。
このわずかな戦闘力の差が、ラディッツのダブルサンデーを回避できるかどうかの分岐点になったのだと思います。
そしてこのわずかな戦闘力の差があるおかげで、世界は平和を保っているのです。
わずかな戦闘力の差で守られている世界の平和
悟空のほうがピッコロよりもほんの少しだけ戦闘力が高く、この時点の悟空とピッコロが闘えば恐らく悟空が勝ちます。
第23回天下一武道会決勝でも、このわずかな戦闘力の差によって悟空はピッコロに勝ち、天下一武道会に優勝しました。
(引用:ドラゴンボール17巻/33p)
そして天下一武道会で悟空に破れたピッコロは、このわずかな戦闘力の差を逆転するために死にものぐるいで修行を重ねて強くなろうとしています。
ほんの少しの差で世界は平和にもなるし、ピッコロに征服されてしまう可能性を持っていますが、このわずかな差を埋めることは大変難しいことでもあります。
そして、このたった戦闘力8の差が、この先のピッコロの人生を大きく変えることにもなります。
ピッコロは悟飯との出会いによって悪の心が薄れていき、最終的には地球の平和を守るために闘うようになるのです。
もしもピッコロのほうが悟空よりも戦闘力が少しでも高ければ、ピッコロは悟空を倒し世界征服の夢を叶え、悟飯と出会うこともなく悪の道を突き進んでいたことでしょう。