ドラゴンボールのサイヤ人編で出てきた悟空の兄、ラディッツの戦闘力について考察してみたいと思います。
ラディッツの戦闘力は公式では1500ありますが、原作での描写を見る限り戦闘力1500では少し高すぎるように感じてしまいます。
- 【おかしい?】ラディッツの戦闘力は1500もあったのか考察
- 悟飯の戦闘力710で警戒信号が出る
- 戦闘力924の悟空のかめはめ波を大慌てで避ける
- 戦闘力1307の悟飯の頭突きで大ダメージ
- 鳥山先生はラディッツの戦闘力を1000程度に想定して描いていた?
【おかしい?】ラディッツの戦闘力は1500もあったのか考察
まず原作18巻のナッパの発言を確認しておきたいと思います。
(引用:ドラゴンボール18巻/148p)
上の画像のナッパの台詞から考えるに、ラディッツの戦闘力は少なくとも栽培マンの1200以上はあると思われます。
そして、公式でのラディッツの戦闘力は1500となっています。
公式では戦闘力1500のラディッツですが、17巻で悟空とピッコロと闘った時には戦闘力1500もないのではないかと思えるような行動を取っていました。
原作のシーンを順に確認してみましょう。
悟飯の戦闘力710で警戒信号が出る
カメハウスから悟飯の息子を拉致してきたラディッツは、自分の乗ってきた宇宙船に悟飯を閉じ込めます。
するとラディッツのつけているスカウターに警戒信号が出ます。
(引用:ドラゴンボール17巻/96p)
警戒信号は宇宙船に閉じ込めておいた悟飯のもので、その戦闘力は710になります。
ラディッツの戦闘力は1500ですが、戦闘力710で警戒信号が出てくるようになっているのは少しおかしいような気がします。
もし、ラディッツの戦闘力が1000程度であれば、戦闘力710で警戒信号が出てきてもおかしくはないと思います。
戦闘力924の悟空のかめはめ波を大慌てで避ける
その後ラディッツは、悟飯を助けに来た悟空とピッコロと闘うことになります。
そして闘いの中、悟空は戦闘力を924まで上げて、かめはめ波をラディッツに放ちます。
スカウターをつけたまま悟空と闘っていたラディッツは、この悟空の戦闘力に大慌てしてしまい、全力で悟空の放ったかめはめ波を避けます。
(引用:ドラゴンボール17巻/128.129p)
ラディッツの戦闘力が1500もあるのであれば、こんなに慌ててかめはめ波を避ける必要はないと思います。
もしも、ラディッツの戦闘力が1500ではなく、1000程度であれば上記のラディッツの行動もわかります。
戦闘力1000のラディッツが戦闘力924のかめはめ波をくらってしまってはダメージをうけてしまうでしょう。
戦闘力1307の悟飯の頭突きで大ダメージ
最後に悟飯の頭突きによって大ダメージを受けてしまったラディッツについて振り返って見たいと思います。
悟空がラディッツに痛めつけられている叫び声を聞いた悟飯は大激怒。
宇宙船の中から飛び出してきてラディッツに突撃しました。
この時の悟飯の戦闘力は1307にもなり、この攻撃によってラディッツは大ダメージを負ってしまいます。
(引用:ドラゴンボール17巻/155p)
どのくらいのダメージかと言うと、あばら骨が折れている状態の悟空でもラディッツを羽交い締めにして拘束できてしまうほどです。
(引用:ドラゴンボール17巻/161p)
悟飯の突撃攻撃を受けたラディッツは、おそらく戦闘力100程度かそれ以下にまで落ちてしまうほどのダメージを受けてしまったのではないでしょうか。
このときのラディッツの戦闘力が1500であれば、自分の戦闘力以下の戦闘力1307の悟飯の突進攻撃を受けても、ここまでのダメージを受けてしまうとは少し考えにくいと思います。
もし、もしも、ラディッツの戦闘力が1000程度であれば、悟飯の攻撃を受けて大ダメージを負い、あばら骨の折れている悟空でも拘束出来てしまうほど戦闘力が落ちてしまっているのも納得できるような気がします。
鳥山先生はラディッツの戦闘力を1000程度に想定して描いていた?
以上のことから、もしかしたら鳥山先生は17巻の段階では、ラディッツの戦闘力を1000程度にして話を進めていた可能性が出てきます。
ラディッツの戦闘力が1000程度であれば、悟飯の戦闘力710で警戒信号が出るのも、かめはめ波を必死になって避けるのも、悟飯の突進攻撃で大ダメージを受けてしまったのも納得できます。