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人造人間17号を吸収したセルがあまり嬉しそうにしていない理由を考察【ドラゴンボール】

人造人間17号を吸収しパワーアップしたセルでしたが、あまり嬉しそうにはしていません。

 

それは一体なぜなのか、考察してみました。

 

 

17号を吸収したセルがあまり嬉しそうにしていない

人造人間17号を吸収したセルは大幅にパワーアップします。

 

その戦闘力は、直前まで第一形態セルと互角の闘いを繰り広げていた人造人間16号が危険を感じて逃げ出してしまうほどです。

 

実際に第二形態になったセルは人造人間16号に逆転し、相手にならないようなパワーアップを果たしています。

 

そんな17号を吸収し、強大なパワーを手に入れたセルでしたが、あまり嬉しそうにしていません。

 

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(引用:ドラゴンボール31巻/177p)

 

セルは人造人間16号を攻撃した時に「完全体だったらもっと破壊力があるのではないか?」と思っていたのではないでしょうか。

 

そうです。

 

セルの目標はあくまで完全体であり、この程度の戦闘力は通過点だったのです。

 

セルの目標は「完全体」になること

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(引用:ドラゴンボール31巻/177p)

 

第二形態になったセルは人造人間18号も吸収しようとしましたが、近くにいた天津飯の新気功砲によって足止めされてしまい人造人間18号を逃してしまいます。

 

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(引用:ドラゴンボール31巻/182p)

 

その後、新気功砲を打ち尽くして力尽きた天津飯。

 

セルはすぐに逃げた18号を探しに行き、隠れているであろう島を次々と破壊して回ります。

 

このセルの様子を見ていた人造人間16号も「あいつは完全体に相当執着している」と話しています。

 

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(引用:ドラゴンボール32巻/35p)

 

セルには強さを追い求めるサイヤ人の細胞が使われています。

 

そのため、現在の自分よりも遥かに強いであろう完全体の存在があるので、第二形態の強さに満足していないのだと思います。

 

超ベジータに夢を絶たれそうになるセル

人造人間18号を探すために次々と島を破壊して回っていたセルでしたが、精神と時の部屋でパワーアップした超ベジータが現れます。

 

その強さは第二形態になったセルを圧倒するほどです。

 

超ベジータに全くかなわず、完全体への道が絶たれそうになったセルは「ちくしょおおーー」と叫び、悔しそうにしています。

 

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(引用:ドラゴンボール32巻/90p)

 

「完全体になりさえすればあんなやつなんかに~~~!!」

 

セルは悔しそうにしています。それはそうです。

 

あとちょっとで目標が達成できそうなところで、ベジータに邪魔をされてしまったのですから、その悔しさは相当なものでしょう。

 

セルもドクターゲロの研究所のカプセルにいたときから、完全体になるのを夢に見ていたはずです。

 

セルを見逃すベジータ

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(引用:ドラゴンボール32巻/91p)

 

そんなセルの様子を見ていたベジータは完全体になったセルに興味を示し始めます。

 

セルはそんなベジータに、完全体の強さ、素晴らしさを、ここぞとばかりにプレゼンし始めるのです。

 

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(引用:ドラゴンボール32巻/93p)

 

セル「完全体は強いんだぞ~~、すごいんだぞ~~、闘ってみたいだろ~~」

 

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(引用:ドラゴンボール32巻/98p)

 

ベジータ「ほう・・・」

 

そしてセルのプレゼンによって、ベジータはセルを見逃すことになります。

 

ベジータへのプレゼンが大成功し、いよいよ完全体になれるとセルは思ったでしょう。

 

しかしベジータのすぐ近くには、ベジータの息子のトランクスさんがいました。

 

トランクスはベジータの逆です。完全体の強さを聞いてしまっては、セルを見逃すわけにはいきません。

 

トランクスに行く手を阻まれたセルは「お、おいベジータ! こいつをなんとかしてくれよ!」とベジータに助け舟を求めるなど、もうプライドもクソもあったもんじゃありません。

 

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(引用:ドラゴンボール32巻/104p)

 

恥もプライドを捨ててでも、なんとしてもセルは完全体になりたいのです。

 

そしてその後いろいろあって、完全体になったセルは「にやっ」と笑みを浮かべるのです。

 

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 (引用:ドラゴンボール32巻/132p)

 

ただ、完全体にようやくなれたセルでしたが「にやっ」と笑う程度で、そこまで嬉しさを表していません。

 

そしてその後、セルゲームで完全体セルが自分の強さに大喜びする場面が出てきます。

 

セルが初めて大喜びする場面

超サイヤ人2に覚醒した悟飯に全く敵わない完全体セルは、悟飯達を道連れにして自爆しようとします。

 

しかしこのセルの自爆は悟空の瞬間移動によって阻止されてしまうのです。

 

自爆によってセルは死んでしまったかと思われましたが、自爆をした時に頭の中にある「核」が傷つかずに残っていて、復活してしまいます。

 

しかも、「死にかけてから復活すると戦闘力が増す」というサイヤ人の細胞の特性により、自爆から復活したセルは以前の完全体よりも遥かにパワーアップしていたのです。

 

このパワーアップはセル自身も想定外だったようで、初めてここでセルは体全体を使って大喜びします。

 

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 (引用:ドラゴンボール35巻/78p)

 

第二形態になってもそれほど喜ばず、完全体になっても「にやっ」と笑みを浮かべる程度だったセル。

 

もしかしたらセルは完全体になった時、「もっと強くなることが出来る」と本能的に感じていたのかもしれません。

 

実際にセルが「セルゲーム」を開催したのも「自分の強さを更に引き出すための練習」という目的があったからです。

 

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 (引用:ドラゴンボール33巻/44p)

 

そしてセルゲームのなか、ついにセルはサイヤ人の細胞によって大幅にパワーアップ。

 

完全体になった時に本能的に感じていた、自分の中に秘められている究極のパワーを手に入れた事を確信し、初めてセルは大喜びしたのかもしれません。