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ピッコロが悟飯をかばうときに見せた不器用な笑顔が泣ける【ドラゴンボール】

サイヤ人の2人、ナッパとベジータが地球に来るまでの1年間、ピッコロと悟飯は一緒に修行をし、同じ時間を過ごすことで仲を深めていました。

 

最初はピッコロを怖がり泣き虫だった悟飯は立派に成長し、ピッコロは知らずしらずのうちに悟飯に情が移ってしまっていたのです。

 

 

ピッコロが悟飯をかばうときに見せた不器用な笑顔が泣ける

1年間の修業によってパワーアップしていたピッコロと悟飯でしたが、サイヤ人のナッパはそれ以上に強く、歯が立たちません。

 

そして闘いのなか、ピッコロはナッパの攻撃から悟飯を守り命を落としてしまうのです。

 

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(引用:ドラゴンボール19巻/91p)

 

ナッパの攻撃をモロに受けてぼろぼろになってしまったピッコロは悟飯に自分の胸中を告白します。

 

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(引用:ドラゴンボール19巻/97p)

 

目に涙を浮かべながら不器用に笑うピッコロは、悟飯の身を案じながら死んでいきました。

 

ピッコロはずっと孤独を感じていたのか

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(引用:ドラゴンボール19巻/97p)

 

「オレとまともにしゃべってくれたのは、おまえだけだった・・・」と悟飯に語りかけるピッコロ。

 

ピッコロ大魔王の卵から生まれたピッコロは親の仇の悟空を倒し、世界征服するためにひたすら修行を重ねていました。

 

友達や仲間を作ることもなく、ただひたすらに一人で自分を鍛え続ける毎日を送っていたピッコロでしたが、もしかしたらどこかで孤独を感じていたのかもしれません。

 

そんな時、サイヤ人のラディッツがやってきます。

 

ラディッツの強さはピッコロと悟空が組んでも勝てないくらいの強さでしたが、なんとか倒すことに成功します。

 

しかしピッコロは死にかけのラディッツから「1年後にさらに強いサイヤ人が2人、地球にやってくる」と聞かされます。

 

そしてそのあと悟飯の潜在能力に目をつたピッコロは、1年後の闘いに向けて悟飯を鍛える始めるのです。

 

ピッコロは悟飯との修行生活中、孤独を感じていなかったのではないか

ピッコロの悟飯を鍛える目的は『潜在能力を引き出し戦力にするため』です。

 

悟飯に対してもそれ以上の感情はなかったはずです。

 

しかしピッコロは悟飯と一緒に過ごすうちに笑顔を見せるようになり、悟飯の泣き虫が治ったことを嬉しそうにしていました。

 

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(引用:ドラゴンボール18巻/99p)

 

悟飯との修行生活はピッコロにとって楽しい日々で、ピッコロは悟飯と一緒に過ごすうちに、いままでなんとなく感じていた孤独感を感じなくなっていたのではないのでしょうか。

 

そして、死に際のピッコロのセリフ『きさまといた数ヶ月悪くなかったぜ』から考察するに、ピッコロにとって悟飯と過ごした数カ月間はかけがえのない、大切なものになっていたのでしょう。

 

思えばピッコロは栽培マンとの闘いで悟飯を守るような行動を取っていました。

 

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(引用:ドラゴンボール18巻/169p)

 

悟飯と一緒に生活をしていくうちにピッコロにとって悟飯は失ってはいけないとても大事な存在になっていて、無意識のうちに身体が動いて栽培マンの攻撃から悟飯を守っていたのかもしれません。

 

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(引用:ドラゴンボール19巻/97p)

 

『死ぬなよ悟飯・・・』

 

そしてその後、ナッパの攻撃から悟飯を守ったピッコロはサイヤ人を倒して地球を守ることよりも、悟飯の身を案じながら命を落とすのです。

 

そして保護者になったピッコロさん

その後のピッコロさんといえば悟飯ちゃんの成長を事あるごとに喜び、父親である悟空よりもその身を案じるようになります。

 

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(引用:ドラゴンボール26.33.34巻/43.70.136.137p)

 

ピッコロさんは完全に悟飯ちゃんの保護者になってしまいました。

 

魔人ブウ編の天下一武道会にグレートサイヤマンとして出場した悟飯の正体がクラスメイトにばれないように会場内のカメラを全部壊してくれたりもしています。

 

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(引用:ドラゴンボール36巻/157p)

 

悟飯と出会ったことでいままで孤独だったピッコロの人生はガラッと変わり、ピッコロは悟飯との修行生活が楽しく、孤独を感じなくなっていたのかもしれません。

 

そしていつの間にか、ピッコロにとって悟飯はかけがえのない大切な存在になっていたのでしょう。