腕を伸ばして敵を攻撃(ミスティックスルー)をするイメージの強いピッコロ。
実は原作漫画でのピッコロは、腕を伸ばして敵を攻撃したことが2回しかありません。
何故ピッコロは腕を伸ばして攻撃することを止めたのか考察してみました。
ピッコロが腕を伸ばして攻撃した話
ピッコロが初めて腕を伸ばしたのは原作の73話、クリリンに対して使いました。
(引用:ドラゴンボール15巻/67p)
2回目は天下一武道会の決勝戦で悟空との戦いの時に使用。
(ドラゴンボール16巻/39p)
腕を伸ばして攻撃するイメージのあるピッコロですが天下一武道会以降、原作漫画内で腕を伸ばして攻撃することはありませんでした。
何故ピッコロは腕を伸ばすことがなくなったのか。
それはドラゴンボールの遠距離攻撃方法の変化が理由かもしれません。
ドラゴンボールの遠距離攻撃方法の変化
天下一武道会までのドラゴンボールの遠距離攻撃には、かめはめ波などの必殺技を使っていました。
しかし、必殺技は撃つのに時間がかかりスキができます。
そして、ここぞという時に使うものです。
ピッコロは必殺技のスキを消したり、体力の消耗を押さえるために腕を伸ばして攻撃していたのかもしれません。
その後、サイヤ人編あたりからピッコロ達はパンチやキックで攻撃するのと同じように、必殺技ではないただの気功波やエネルギー弾を使って攻撃するようになります。
ピッコロは気功波などで攻撃するようになったので、腕を伸ばす必要がなくなった
初期のドラゴンボールの遠距離攻撃方法は撃つのに時間のかかる、かめはめ波などの必殺技を使っていました。
しかし、サイヤ人編からは必殺技では無い、すぐに出すことのできる気功波やエネルギー弾をパンチやキックを出すのと同じようにように使い始めます。
ピッコロも例外ではなく、遠距離にいる敵には気功波などで攻撃するようになっていきました。
そのため、わざわざ腕を伸ばして離れた敵に攻撃する必要性がなくなったのではないでしょうか。
攻撃スピードも気功波で攻撃するほうが速く、避けられにくいうえに攻撃力も高いと思います。
戦闘力を高め、気の扱いに長けてきたピッコロは気功波やエネルギー弾を使い始め、腕を伸ばすよりも効率的に遠距離にいる敵に攻撃できるようになりました。
そのため、腕を伸ばす必要性を感じなくなり、天下一武道会以降、腕を伸ばして攻撃しなくなったのかもしれません。