ドラゴンボール超131話最終回の感想2です。長かった力の大会も、悟空とジレンの戦いの決着を持って終了しました。悟空とフリーザがジレンと一緒に場外に落ちて脱落する中、武舞台には17号が残っていて力の大会の最優秀選手となりました。
最終週選手になった17号は超ドラゴンボールによってスキな願いをかなえることができます。17号が超神龍に願った願いは「力の大会中に全王様に消滅させられた全宇宙を復活させること」17号の願いによって全宇宙は復活、ドラゴンボール超は最終回を迎えました。
目次
- ドラゴンボールZ神と神から続く「人間嫌い」というテーマ
- 「人間はクソ」の部分が表面化してきた未来トランクス編
- 人間レベルが低い宇宙が生き残りをかけて戦う宇宙サバイバル編
- ジレンの過去と悟空の過去の共通点
- 未来トランクス編ではできなかった否定
- 次の映画が楽しみ
ドラゴンボールZ神と神から続く「人間嫌い」というテーマ
まずはドラゴンボール超最終回の話の前に、劇場版神と神の話から始めたいと思います。
劇場版ドラゴンボールZ神と神のストーリーは地球に来たビルスが地球人と触れ合ううちに不快な思いをして地球を嫌いになり滅ぼそうとするが、嫌いになった地球人の中のひとり(悟空)と殴り合ったりしていく中で悟空とわかり合い「地球人の中にも悪くないやつはいるみたいだから破壊するのはやめておこう」というストーリーになっています。
・銀河パトロールジャコ
次に神と神の公開と同時期にジャンプで連載された銀河パトロールジャコのストーリーの話です。
宇宙人であるジャコは乗ってきた宇宙船が故障して地球に不時着します。不時着した島には人間嫌いの大盛博士がいました。ジャコは大盛博士と知り合うと、大盛博士と一緒に東の都まで買い物に行くことになります。
大盛博士と一緒に東の都まで来たジャコが目にしたものは「クソみたいな人間たち」。ジャコに出てくる東の都は治安があまり良くないということもありますが、東の都で沢山の人間を見たジャコは大盛博士と同じ人間嫌いになってしまいます。
しかしジャコは大盛博士やまともな人達と触れ合ううちに、人間嫌いが薄らいでいくようになります。
・銀河パトロールジャコとドラゴンボールZ神と神の共通点
銀河パトロールジャコとドラゴンボールZ神と神のストーリーは、宇宙人が地球の人間と触れ合っていくうちに人間嫌いになるが、ある特定の人達と深く触れ合うことで人間嫌いがなくなっていくという共通点があると思います。
というかほとんど一緒の話です。
ジャコも神と神も表には出てきませんが「人間はクソ」というテーマが根っこの部分にあるように思います。
「人間はクソ」の部分が表面化してきた未来トランクス編
「人間はう◯こちゃん、滅ぼさねばならない」という考えに絶対の自信を持ったザマスというキャクターが出てきます。ザマスは「人間0計画」ですべての人間を滅ぼそうとしますが、悟空たちに阻止されて全王様に宇宙ごと消滅させられます。
いままで表にはあまり出なかった「人間はクソ」という部分がかなり表に出てくるストーリーになっています。
・東方不敗の話
機動武闘伝Gガンダムにはザマスと似たような考えを持った東方不敗マスター・アジアが出てきます。しかし東方不敗の考えは主人公のドモンカッシュによって否定されて、東方不敗の野望はドモンによって阻止されます。
未来トランクス編にはザマスの考えを否定するキャラクターに悟空や未来トランクスが出てきますが、更に上の存在である全王様がいるために、未来トランクス編の舞台である未来世界は全王様によって消滅させられてしまいます。
これはもう間接的にはザマスの野望は成就したという考え方もできるようなラストだと思います。「人間はクソ」という部分が完全に表に出てきました。
未来トランクス編はこの「人間はクソ」の部分が強く出てるので、ちょっと賛否がある感じのようです。ただ「人間はクソ」の部分に賛同できる人からすると、かなり好きな話です。
はい。
人間レベルが低い宇宙が生き残りをかけて戦う宇宙サバイバル編
人間0計画の後には人間レベルという言葉が出てきました。宇宙サバイバル編は全王様に消される運命にある人間レベルの低い人間たちが生き残りをかけて戦う話です。
ドラゴンボール超は神と神からずっと「人間はクソ」というテーマがあるように思います。
ジレンの過去と悟空の過去の共通点
宇宙サバイバル編最強の敵であるジレンは過去にある悪党に師匠を殺されています。ジレンにも仲間はいましたが、師匠の敵を取るために悪党と再び戦うのですが返り討ちにあってしまいます。
ジレンは悪党に負けた後も再び立ち向かおうとしましたが、生き残った仲間たちはみんな怯えてしまいジレンの元を去ってしまったという、仲間に裏切られた過去があります。
仲間に裏切られて誰も信用できなくなったジレンは、1人で孤独に強さを求めて強くなっていきました。
これは悟空とは対象的な過去だと思います。悟空は敵に負けるたびに立ち上がり、クリリンなどの仲間たちも裏切らずに一緒に立ち向かって来てくれていました。
悟空は仲間たちに助けられながら強くなっていったのに対して、ジレンは仲間に裏切られて強くなっていったという悟空とは対象的なキャラクターになっていると思います。
それと同時にジレンにも自分以外の人間を信じられないという「人間嫌い」の面も持ち合わせています。
未来トランクス編ではできなかった否定
未来トランクス編ではできなかった「人間はクソ」というテーマの否定を宇宙サバイバル編の最終回ではきっちりとやっています。
悟空とは対象的に強くなってきたジレンに対して悟空が仲間たち(17号とフリーザ)と共闘することで1人で戦っているジレンに勝ち、ジレンの持っている考えを否定することに成功します。
最後に17号が全宇宙を復活させるという願いを叶えて全宇宙は復活、長く続いてきた「人間はクソ」というテーマに決着が付いたように思えます。
次の映画が楽しみ
ドラゴンボール超もアニメと漫画でかなり違うとはいうものの、一応「人間はクソ」というテーマはきれいに終わった気がするので、次の映画では「人間はクソ」という部分を出してこないような気もするんですがどうなんでしょうかね。
ドラゴンボール超の次の映画はサイヤ人がテーマらしいので、フリーザも復活し楽しみです。
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