ドラゴンボール超 77話から82話までの感想です。
未来トランクス編終了後、地球で暇して仕事していた悟空は全王様のもとへ向かいます。
目次
武道大会の事を全王様に聞きに行く悟空
ザマスの一件も片付いて地球で暇して、農業をやっていた悟空ですが、さすがに体がなまってきていたようで豆大福を餌にウイスを呼んでビルス星で稽古をつけてもらいに行きます。
ウイスと修行をしている中悟空は第六宇宙との武道大会の後全王様が、今度は全宇宙から戦士を集めてもっと規模の大きい武道大会を開きたいと言っていたのを思い出して全王様のもとへ向かいます。
・全王様のところに到着する悟空
全王様のもとに着いた悟空は早速武道大会の事を全王様に話すのですが全王様はすっかりそのことを忘れていたようです。
しかし全王様も悟空と同じように暇だったので、全宇宙から戦士を集めて力の大会を開くことにします。
・負けたら宇宙消滅、力の大会
力の大会の詳細は大神官が各宇宙の界王神に伝えに行くと聞き、悟空は界王神界で大神官が詳細を伝えに来るのを待っています。
しばらくして大神官が力の大会の詳細を伝えに来たのですが、なんと力の大会では負けてしまった宇宙は全王様に消滅させられてしまうということを聞かされます。
・皆から責められる悟空
悟空が全王様に大会の事を聞きに行ったが為に宇宙消滅の危機を招いてしまったことを皆から責め立てられてしまいます。
この時の悟空は少しだけ自分の招いてしまったことに対しての後ろめたさはあるような感じです。
・力の大会の前に全覧試合
ドラゴンボール超では現在の全王様と未来トランクス編で連れてきた未来の全王様がいます。
現在の全王は第六宇宙との試合を見ていたのですが、未来の全王は試合を見ていませんでした。
そこで一度悟空たちの戦いを見てみたいということで力の大会の前に全王様に悟空たちの戦いを見せる全覧試合が開催されることになりました。
全覧試合のメンバーは3人で悟空は地球に行って悟飯とブウを誘って全覧試合に挑みます。
第9宇宙バジル VS 魔人ブウ
全覧試合では第9宇宙の戦士3人トリオ・デ・デンジャーズとの戦いになります。
全覧試合では全宇宙の界王神、破壊神、天使達が見ている中で闘う事になります。まず最初の第一試合は第9宇宙のバジルと第7宇宙のブウとの試合になります。
・気を持たない トリオ・デ・デンジャーズ
トリオ・デ・デンジャーズは気を持っていないようで、その戦闘力を図ることが出来ません。
そこでわかりやすいように原作で一応最強の敵であった魔人ブウと戦わせることでバジルがどの程度の戦闘力なのかが何となく分かるようになっています。
ブウは悪のブウと別れた時に力の大半を持って行かれてしまいましたが、まあなんとなくどの程度の強さなのかは視聴者的にはつかみやすいかなあと思います。
バジルは蹴り技を得意としているのでブウをガンガン攻撃していきますがブウには全く効かず倒されてしまいます。ここでバジルの強さはおおよそ魔人ベジータ程度かなあと見ている人は感じるとおもいます。
毒の能力を持っているラベンダに大苦戦する孫悟飯
全覧試合第二試合目は毒で攻撃してくるラベンダと悟飯との戦いになります。
先程のブウとバジルの戦いでなんとなくラベンダの戦闘力はこんなもんだろうということがみている人には測れていると思います。
悟飯はしばらく戦いから離れていたとは言え、ドラゴンボール超が始まる前は原作単体キャラとしては最強ですから、ラベンダにはまあ負けないだろうと。
しかしラベンダは戦闘力こそ悟飯には劣るものの毒の能力によって悟飯を苦しめていきます。悟飯は大苦戦しラベンダとは相打ち、試合は引き分けになります。
ここで悟飯は戦闘力の多寡では勝てない能力持ちの敵がいることを知り、宇宙消滅からビーデルとパンを守る為に修行を開始することになります。
この悟飯とラベンダの試合は悟飯を再び戦わせる為の動機づけの話になっているのかなあと思いました。
悟空対ベルガモ
第三試合は悟空とベルガモの戦いになります。ベルガモも特殊能力を持っていて受けた攻撃のダメージを吸収して倍のパワーでカウンターし体を大きくしていく事ができます。
試合の中、悟空はベルガモにどんどん攻撃していって体を大きくしていき、体が巨大化しすぎてしまった事によってできてしまったベルガモの死角をついて行きます。
しかしベルガモは攻撃のダメージを受けずに逆にどんどんと体を大きくしていきます。
そこで悟空はスーパーサイヤ人ブルーに変身、かめはめ波をベルガモに叩き込みます。ベルガモはかめはめ波が直撃して耐えきれずに気絶、悟空の勝ちになりました。
ベルガモと悟空の戦いは、毒の能力によって苦戦した悟飯とは違い、相手の能力の弱点を突き、なおかつ圧倒的な戦闘力の差によってねじ伏せる展開になっています。
悪人扱いされる悟空と正義のヒーロートッポ
すいません長くなりました。ここからが本題です。
悟空は全覧試合が始まってからは宇宙が消えてしまうことには無関心なんです。
カプセルコーポレーションに悟飯を誘いに言った時に悟空は力の大会の事を悟飯に話して、宇宙消滅の危機を引き起こしたのは悟空ということを知った悟飯に責められるのですが、この時悟飯に責められた時の悟空は少し申し訳なさそうにしています。
しかし全覧試合が始まってからの悟空は、宇宙消滅の危機を引き起こした事に対しての後ろめたさを全く感じていないような感じです。
むしろ他の宇宙を煽って反感を買うようなことをしています。
ベルガモとの試合が終わるまで悟空は一貫して強いやつと戦えればそれでいい宇宙が消えようが知ったことじゃねえみたいな感じで皆から極悪人扱いされていきます。
そんな悟空を見ていた第11宇宙プライドトルーパーズのリーダートッポは、その持ち前の正義感から悟空のことを見て「こいつはとんでもない悪人だ、けしからん」みたいな感じで見ていたようで、極悪人が目の前にいることに耐えきれずに試合に乱入してきます。
・悟空の扱い
ここで全覧試合が始まってからの悟空の扱いなんですが、もしかしたらトッポに悪人として見てもらって闘わせるために悟空をあんな感じにしたのではないかと思いました。
もし悟空が宇宙消滅のトリガーを引いてしまったことに対して後ろめたさを感じているような行動をすれば、トッポはもしかしたら悟空をそこまで悪人扱いせずに試合に乱入してきてくれないかもしれません。
それに悟空を宇宙が消えるとかそんなの関係なく、「ただ自分が強いやつと闘いたい、そのために他の人達がどうなっても知ったことじゃねえ、文句があるならかかって来いオラがぶっ潰してやる!!」みたいな事を演説させる辺りも、まあ皆から嫌われて戦犯の極悪人扱いされた方が話も盛り上がるし視聴者的にも「クズロットwwwワロタwwww」とかみたいに色々受けるでしょうけどねえ。
そして狙い通りに悟空を宇宙が消えてしまうかもしれない事を無関心にして悪人に仕立て上げることで、正義感の強いトッポは悪人孫悟空を目の前にして耐えきれずに試合に乱入。
悟空と戦わせてジレンの紹介もできてしまうし、視聴者的にもクズロットネタで大受けで一石二鳥ですよ。奥さん。
ただ悟空のキャラクター性を捻じ曲げてでも話を作っていくのはちょっとなあとは思います。
まあ徹底的に悟空を悪人に仕立て上げないとトッポは乱入してきてくれないかもしれませんからね。仕方ないとは言えって感じです。
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