銀河パトロールジャコの感想です。神と神の公開に合わせてジャンプで連載されていました。鳥山明先生の漫画です。
絵柄はドラゴンボールとはちょっと違いますが、やっぱりさすがの画力で、めちゃくちゃうまいと思います。
銀河パトロールジャコって?
あらすじ[編集]
打上げ間近のロケット「キラキラ8号」に搭乗するアイドル歌手の亜月アンの話題がテレビで賑わっている最中、地球の小さな孤島に暮らす工学博士・大盛の前に、宇宙からやってきた銀河パトロール隊員・ジャコが現れた。凶悪宇宙人が地球に向かっているため、退治に来たが、乗ってきた宇宙船が故障してしまったのだという。
大盛は小さな孤島にやってきた政府警察の固茹に退去警告を受けながらも、宇宙船を調査し、再び宇宙船を動かすためには「空金」(スカイゴールド)という貴金属が必要だと判明したが、その貴金属は非常に高価なため、大盛とジャコは途方にくれてしまう。とりあえず、大盛とジャコは食料を買うために東の都に向かうが、スリや少女に絡む暴漢集団などの悪者を見るや、ジャコは激しく悪者に大暴れをし、次第には大暴れを見た警察を攻撃する。それを見た大盛はジャコを連れて人目のつかないところに逃げるが、その時、暴漢集団に絡まれていた少女のタイツに出会う。
話は科学者大盛博士の住んでいる小さな島にジャコの宇宙船が墜落してくるところから始まります。
大盛博士は昔この島で政府の要求でタイムマシンを作っていたのですが、助手の一人が大事故を起こし奥さんとスタッフが巻き込まれてしまいました。
大盛博士は奥さんとスタッフをなくした後も島に残りタイムマシンを完成させて過去に戻り奥さんとスタッフを助けるために作り続けていました。
ストーリーの目的
この漫画のストーリーの本筋は故障して動かなくなったジャコの宇宙船を動かす物質を手に入れることです。
スカイゴールドと言うのですがこのスカイゴールドがめちゃくちゃ高くて1キロ7600万円します。
しかしジャコが銀河パトロール本部まで戻れるだけ地球からの片道なら4分の1ですむので1900万円必要になるようです。
人間嫌い
大盛博士は人間嫌いのようです、ジャコにそのことを言うとジャコはそれなら絶滅させちゃえばいいじゃんと言った感じで人間だけを殺す絶滅爆弾を大盛博士に渡そうとするのですが、大盛博士は流石にそこまではする必要はないと言って断ります。
その後大盛博士とジャコは島から離れた東の都まで買い出しに行きますが、そこがもう、サタンシティもびっくりの治安の悪さで変なやつしかいない!!
忍者みたいなやつとか鎖帷子来てるやつとかサムライとか、ひったくりとか犯罪が日常茶飯事に起こっているような街です。
大盛博士もそりゃ人間嫌いになるわなあって感じの治安の悪さなんですが、ジャコも街中しょーもない奴らばっかりなんでイライラしていて案の定「サムライ」に絡まれてしまいます。
ジャコは結構戦闘力も高いし絡まれてもなんとも無いんでお侍さん返り討ちですね。
宇宙人なので地球人殺すことにも抵抗は無いので「こいつクソだからやっちまお」みたいな感じになるんですが、大盛博士が止めに入ります。
大盛博士は人嫌いだけど、そこはしっかりしていて一線は超えちゃいけないよといいます。ジャコも我慢してその場はなんとかなりました。
買い物を済ませると目の前で女の子が鎖帷子とか皮の鎧とか着てる、おまえどこのドラクエのキャラだよって奴らに絡まれているのですが、その絡まれている女の子がヒロインのタイツです。
ジャコはチンピラをボコボコにして、タイツを助けた後三人で島に戻り、話はこの三人で進んでいくことになります。
キャラクターの関係性
・大盛博士
過去に戻って奥さんとスタッフを事故から救いたいと思っている過去にとらわれているキャラ
・ジャコ
人間嫌いの大盛博士の負の部分、地球人クソだからみんなやっちまおーって言って本当にやっちゃえるやつです。
・タイツ
将来SF作家になりたいので危険なことにもネタになるという理由で挑戦してしまう未来に向かっているキャラ
三人の関係性がかなり絶妙で、大盛博士は人間嫌いなんで多分人間なんか皆死ねばいいくらいには思っていると思います。
でもそれをしたら大変なことになるし、クソみたいなやつしかいないけれども中にはちゃんとした人もいると考えている。
ジャコは違います、もともと宇宙人だし地球に来る段階で地球人絶滅させる気マンマンで来ているので、ろくでもない人に会ったらヤッちゃえるキャラですね。
大盛博士が普段押さえ込んでいるであろう部分を躊躇なく出してしまえるキャラです。
多分大盛博士と出会ってなかったら躊躇なく絶滅爆弾を使って地球人消してたでしょう。
タイツは過去の後悔から過去を変えたいと思っている大盛博士とは対象的なキャラで、未来に向かって生きているキャラになっています。
過去に縛られている老人が未来に向かって生きている若い女の子と出会って仲良くなり、すこしずつ過去にとらわれないようになっていく感じでしょうか。
でもこの作品はそんな説教臭い展開にはならずに、あくまで気楽にゆるく読める漫画になっています。
あと、大盛博士自体が多分鳥山さんの自己投影キャラだと思うんで、鳥山さん人間嫌いなんですねって感じです。
ココらへんの人間嫌いな感じとかはドラゴンボール超の未来トランクス編でもかなり出してきていると思います。
ドラゴンボールとのつながり
銀河パトロールジャコはドラゴンボールの前日談だということがだんだんと分かってきます、タイツはブルマの姉ですね。
また巻末にはたったひとりの最終決戦のバーダックが主役のドラゴンボールマイナスが収録されています。
たったひとりの最終決戦を知っている人からすると「全然バーダックのキャラちゃうやんけwwww」ってなること確実ですが、これはこれで面白いと思います。
まとめ
銀河パトロールジャコはドラゴンボールと違い戦ったりすることがメインの漫画ではありません、ゆるいです。
でも所々にブラックジョークが入っていて、そういうのが好きな人には面白いと思います。
絵もやっぱりめちゃくちゃ上手いです、ドラゴンボールの絵柄とは違いますが、それだけの人ではないんで..........。
タイツもかわいいですよ。
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